結婚式というのはとてもおめでたいことなのですが、ご祝儀のことでいろいろと考え込んでしまうという方もいるでしょう。自分ひとりで招待されたのであればご祝儀に関してそう悩む必要もないのですが、誰かと一緒に招待されたとき、ましてや彼氏と一緒に招待されたときというのはどうしたものかと頭を抱えてしまうものです。そんな方のためにも、ここでは彼氏と一緒に結婚式へ招待されたときのご祝儀についてお話ししていきたいと思います。
目次
〇結婚式に一緒に出席した場合のご祝儀は連名でOK?別々にすべき?
彼氏と一緒に結婚式へ出席した場合、ご祝儀というのはどうしたらいいのでしょうか?連名でOKなのか、それとも別々にすべきなのかで迷う方も多いかと思います。
まず、届いた招待状が連名だったのかをチェックしましょう。もし届いた招待状が連名となっており、婚約中でもあるという場合にはご祝儀は連名でOKでしょう。OKというよりは、連名でご祝儀を包んでも失礼にはあたらないといったほうがいいかもしれません。
というのも、基本的には家族や夫婦ではない相手と連名でご祝儀を包むのはNGとされているのです。そのため、籍を入れていないのであればそれぞれが別々にご祝儀を包んでおいたほうが無難でもあります。そもそもカップルに連名での招待状を送るのが間違っているという話もあるのですが、それはここでは一旦置いておきましょう。
彼氏と一緒に結婚式へ出席した場合のご祝儀に関しては、招待状が連名で、なおかつ婚約中であるというときのみ連名でもOKですが、それでも基本的には別々にしておいたほうが無難と考えておきましょう。
〇連名での名前の書き方は?婚約者、恋人の場合で違いがある?
では、仮に彼氏と連名でご祝儀を包む場合、連名での名前の書き方というのはどうしたらいいのでしょうか?基本的には夫婦での連名と同じ書き方でOKです。
水引の下の中央に彼氏のフルネームを書き、その左側に自分のフルネームを書きます。ただ、バランスよく見えるようにふたりの名前がちょうど中央に来るように書いてもOKです。フルネームを書くときには表書きの名目よりも小さめにして、毛筆か筆ペンで書くようにしましょう。毛筆や筆ペンがどうしても難しいという場合にはサインペンで書くようにしましょう。
ちなみに、婚約者であっても恋人であっても書き方に違いはありません。というのも、婚約者であっても恋人であっても籍を入れていないことには変わりないのです。肩書きなどを書く必要もありませんし、言ってしまえば違いを出そうと思っても出せないのです。
〇連名で出席した場合のご祝儀相場は?
ご存知の方も多いでしょうが、結婚式のご祝儀において割り切れる偶数枚のお札を包むのはNGとされています。割り切れるというのは、別れを連想させてしまうからです。また、「4」や「9」などの「死」や「苦しみ」といった不吉なことを連想させる数字もいけません。そして、包むお札はすべて新札にしましょう。
これは連名といったことに関係なく、誰の結婚式でも大前提となってくるマナーです。これを前提に彼氏と連名で出席した場合のご祝儀の相場について見ていきましょう。
・招待された式が彼氏の兄弟、親族の場合は?
もし招待された結婚式が彼氏の兄弟や親族だった場合、彼氏と連名ということであれば5万円ほどが相場になってくるかと思います。もし学生さんであれば、3万円ほどでもOKです。ただ、彼氏の親族の結婚式で彼氏と連名のご祝儀に関しては、あまりよく思わない方も少なくないようです。
・友達の結婚式の場合は?
友達の結婚式でのご祝儀というのは、だいたい3万円が相場だと言われています。ただ、これはあくまでもひとりの場合です。彼氏と連名ということであれば、やはりこちらも5万円ほどが相場になってくるかと思います。
〇まとめ
結婚式のご祝儀に関しては、多くの方が頭を抱えてしまうものです。特に、彼氏と一緒に結婚式に招待された場合には本当にケースバイケースとなってきます。ただ、地域差などもあります。その土地ならではの慣わしのようなものがあるようであれば、事前に周りの人に尋ねておくようにしましょう。