寒中見舞いというのは暑中見舞いの反対で寒い季節に相手を気遣って送る
季節の挨拶状となりますが、現在では年賀状と時期が近いのでどちらかというと
年賀状を出し忘れてしまった場合や、喪中時の場合の新年の挨拶ということで
利用されているケースが多くなっています。
寒中見舞いの時期としては松の内を過ぎてから1月の下旬まで、
松の内の時期は地域差がありますが、1月7日~下旬までが一般的です。
中にはすでに年賀状を準備していたけれど身内に不幸が起こってしまった場合や
うっかり年賀状を購入してしまったという人もいるでしょう。
この記事ではそういった場合の寒中見舞いのハガキへの交換や
デザインについて紹介したいと思います。
喪中の寒中見舞いは年賀状を使っても大丈夫か?
喪中の寒中見舞いに年賀状を使ってもいいのでしょうか?
寒中見舞いというのは季節の挨拶になるので特に厳密にルールが
決まっているものではありません。
ですのですでに購入してしまった年賀状が勿体ないという場合や
相手に気を遣わせて心配させないためにも年賀状のような形で
送りたいという人もいることと思います。
よっぽど仲の良い友人であればそれでもいいかもしれませんが、
基本的に寒中見舞いには年賀状で使われているような干支が入った
イラストや正月をイメージする写真などは避ける傾向がありますので
年賀状は使わないというのが一般的です。
また年賀葉書を使った寒中見舞いを受け取ると相手側が
対応に困ってしまうという場合もあるようです。
喪中の寒中見舞いのはがきはどこで手に入れる?
喪中に使われる寒中見舞いのはがきは通販などで入手することができます。
年賀状を購入してしまっていたという場合などは郵便局に行って
喪中用のはがきに交換してもらうか、弔事用の切手に交換してもらい
切手のついていない喪中用のハガキを用意するかになります。
ですので手元に年賀状がある場合は「郵便局に行く」のがいいでしょう。
本来であれば喪中はがきは先方が年賀状を準備し始める12月上旬には
届くようにしておくべきですが、おそらくこの記事を読んでいる方は
そのタイミングを逃してしまったり、出していない方から年賀状を
もらったというケースだと思います。
喪中の際の寒中見舞いはがきの書き方としては喪中はがきに沿って
年賀欠礼を伝え、近況報告などは控えたほうがいいでしょう。
喪中の寒中見舞いのデザインはどうするべき?
基本的に寒中見舞いに使用するはがきは年賀状とは違って
落ち着いたデザインのものを選ぶというのが一般的です。
ただ最近は喪中はがき自体にモダンなデザインを選んだり、
故人の性格や人柄に合わせて明るいデザインを選んだりすることも
増えているようですので、そのようなことを考えてデザインを
選ぶというのもいいかもしれませんね。
迷うようであれば寒中見舞いとして定番の冬や早春を連想させる
花や風景などでモノクロのデザインをチョイスするといいでしょう。
あとがき
ということで喪中の際の寒中見舞いについてまとめてみました。
そもそも寒中見舞い自体に明確なルールがあるものではないので
差し出す側であるご自身の気持ちや相手方との関係性などを
考えてはがきやデザインを決めることをオススメします。