酒粕は昔から身体に良いと言われていますよね。
でもなんで体に良いのかわかりますか?
その秘密はNHKの「ためしてガッテン」でも紹介された話題の成分「レジスタントプロテイン」にあると言われています。
そんなレジスタントプロテインとは何か?、また含まれる食品や食材について調べてみたので参考にしてください。
目次
そもそもレジスタントプロテインとは何か?
レジスタントプロテインとは簡単に言えば食物繊維のような生理機能(働き)を持っているタンパク質で、体内の消化酵素では分解されにくいという特徴があります。
レジスタンスは抵抗するという意味なので消化されにくいタンパク質といったところです。タンパク質なのに食物繊維のような働きという部分がミソですね。
通常食物繊維は人間の消化酵素では消化することができない栄養素なので、整腸作用があると言われ、様々な腸疾患や代謝性疾患への予防効果があることが認められています。レジスタントプロテインも消化酵素では消化することができない栄養素なので、食物繊維のような効果が期待されているのです。
これまでも、消化されないタンパク質=難消化性タンパク質というのは認識されていて、どちらかというと消化の悪いものというのは敬遠されてきましたが、実際には腸の吸収速度を緩やかにする、余分な脂肪やコレステロールの吸収を防ぐというように良いイメージに変わってきています。
特定保健用食品に含まれる糖の吸収を防ぐ難消化性デキストリンの作用が例としてはわかりやすいかもしれません。消化に悪い=体に良くないという図式は現在では崩れていると言えるでしょう。
まとめると、レジスタントプロテインはタンパク質の吸収を抑える、腸の働きを活性化させる、余分な脂質が体外に排出されることによってコレステロール値や中性脂肪の値を低下させる、このような働きから動脈硬化の予防、コレステロール値の低下、便秘改善への効果が期待され今話題となっているのがレジスタントプロテインというわけです。
あのNHKのテレビ番組、ためしてガッテンで紹介されてから注目されている成分です。
レジスタントプロテインを含む食品・食材
レジスタントプロテインを含む食品や食材について紹介しましょう。
②そば
③大豆
④凍り豆腐
上記のような食品・食材にレジスタントプロテインが含まれています。
大豆やそばのように何かと組み合わせるなどせずに単体で食べられるものにレジスタントプロテインは含まれているので摂取するのはそれほど難しくありません。
強いて言うなら酒粕は知っていてもあまり摂取する機会が少ないぐらいでしょうか。
レジスタントプロテインはためしてガッテンでも紹介された
NHKのためしてがってんでは、2015年11月25日の放送で「酒粕パワー大全開!」として酒粕が健康に良いという流れでレジスタントプロテインについても紹介されたようです。
なぜ酒粕にレジスタントプロテインが多く含まれているのかというと、お米で日本酒が作られる段階で、他の成分が次々に分解されるなか、レジスタントプロテインは分解されにくいので酒粕として残るためなのだそうです。
ちなみにためしてガッテンでは、50gの酒粕を12人の男女に甘酒のようにして3習慣飲み続けてもらうという実験をした結果、動脈硬化の引きかねとなるLDLコレステロール値が平均で8.2低下したという実験結果が掲載されていました。
体重が減った・肌の保水量が増えたという人もいたようですが、データとして確認することができたのがLDLコレステロール値の低下だったそうです。また、便通の改善に関しても皆さん酒粕の効果を実感したようです。
現在のためしてガッテンのホームページでは酒粕の紹介と酒粕を使ったレシピが公開されているだけですが、その前に公開されていたページをみると、実験結果やレジスタントプロテインに関する記述が確認できます。
現在のためしてガッテン「酒粕パワー大全開!」のページはこちら
以前のためしてガッテン「酒粕パワー大全開!」のページがこちら
おそらく話題になったの睡眠薬(ベルムゾラ)が血糖値を下げる効果があるという事件以降にホームページ上での医療情報の取扱いを変えたために酒粕のページなども変更されたのでしょう。
なので、現在は「レジスタントプロテイン ためしてガッテン」と検索をしてもためしてガッテンではレジスタントプロテインに言及しいる情報は出てきません。
とはいえ、レジスタントプロテインを含む酒粕にはその他にも酵母やビタミンB2、B6、アミノ酸なども豊富に含まれているので健康には良いと思いますけどね。また最近では酒粕酵素は酵素ダイエットのカテゴリーでも人気が高いですよね。
酒粕は独特のクセがあるので、苦手という方は、酒粕が苦手な方向けのレシピなども紹介されているので参考にして酒粕を摂取してみてはいかがでしょうか?
レジスタントプロテインは加熱しても大丈夫?
レジスタントプロテインは加熱をしても特に性質が変化したりはしません。
酒粕の場合は、約40℃以上で加熱をすると酵母が死滅し、ビタミンなどの熱に弱い成分が壊れてしまう可能性があります。これは他の発酵食品に関しても同じです。
なので、レジスタントプロテインを摂取したい場合は加熱しても問題はありません。
また、酒粕には少量のアルコールが含まれるので運転をする場合や子供と一緒に食べるような場合は加熱しておいたほうが逆にいいかもしれませんね。
レジスタントプロテインのサプリや酒粕の通販
レジスタントプロテインを多く含む酒粕は、値段もリーズナブルです。
ただ、季節によってスーパーによっては酒粕が手に入らない、酒類がないこともあります。
通販だと安定して供給されていますし、5キロ、10キロと重量に関係なく
酒粕を購入することができるのでオススメです。
通販では柔らかく溶けやすいのが特徴の「ばら粕」がレビューも多く人気のようです。
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酒粕が苦手、調理は面倒という方はサプリで摂取するのもいいかもしれません。
酒粕サプリメントの場合は成分の一部に酒粕が含まれる美容サプリ・健康サプリが
多いのですが、メインが酒粕サプリというと「和の酒粕」
初回限定価格と返金保証が付いているので酒粕サプリのお試しにはいいと思います。
あとがき
ということでレジスタントプロテインについてまとめてみました。
レジスタントプロテインを多く含む酒粕の話がメインになってしまいましたが、そばや大豆など身近な食品にも含まれているのでレジスタントプロテインの効果が気になったという人はうどんじゃなくてそばを食べてみるとか、ヨーグルトじゃなくて納豆を食べてみるなど日常のちょっとした場面でレジスタントプロテインを摂取できるようにしてみてはいかがでしょうか?