知っておきたいダイアリー

インフルエンザ解熱後の出社時期と欠勤扱いの際の賃金保障制度

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インフルエンザも熱が下がれば多少体調は回復しますよね。
しかし、だからと言ってすぐに出社していいというものでもありません。

 

セルフアンケートASP「クエスタント」を使って行ったインフルエンザに関する
アンケートでは無理して出社されても迷惑という非情な意見が70%以上を占めています。

 

あなたが仕事を休んでいることよりも、うつされたり、辛そうにしているほうが
嫌だという人が多いという事実があるのです。

 

反対に体調悪いのに頑張って仕事をしているという類の肯定的な意見は
全体の10%未満という結果になっています。

 

しかし、このような周囲の目がありながらも早く仕事復帰をしたいという人の
中には欠勤扱いになった場合の給料が心配だという人もいるでしょう。

 

ということでインフルエンザ解熱後、何日後に出社するのが一般的なのか、
また、欠勤扱いになってしまった場合の賃金保障制度について紹介しましょう。

インフルエンザの解熱後の出社は何日後?

インフルエンザからの回復力には個人差があると思いますが、
一般的にはインフルエンザは発症から5日間、解熱後2日間は
出社をしないほうがいい
と言われています。

 

ですのでインフルエンザ解熱後3日目が出社日としては一般的です。

 

仮に解熱後すぐに体調が回復して働ける状態になっていたとしても
菌をばら撒いてしまう可能性がありますし、先程のアンケートのように
周りの人にうつってしまえば迷惑以外の何物でもありません。

 

一般的にはこのように言われていますが、実際は会社によって違います。
また、会社にインフルエンザになってしまった時の明確なルールがあれば
それに従うことができますが、ほとんどの場合「解熱後何日後に出社」のような
ルールは存在しませんので期間については会社の上司と相談しておきましょう。

 

先程のアンケート結果が示すような上司だけであれば万全を期すまで
出社しないほうがいいですが、うつさないようにと思って解熱後も
休みを続けると休みすぎていると思われてしまうこともあるでしょう。

 

ですので自分の判断やネット上の判断ではなく解熱後に直接上司に連絡をして
出社の日程調整をするのが後々お互いにとっていい
と思います。

 

インフルエンザは欠勤扱いになるの?

インフルエンザで会社を休んだ場合どのような扱いになるのでしょうか?

 

学生の頃なんかはインフルエンザの診断書と言えばそれこそ黄門様の
印籠のような効果があって十分休養をとっても何も問題ないという経験を
僕自身もしましたが仕事となるとそうもいきません。

 

インフルエンザで会社を休んだ場合、どのような扱いになるのかは
もちろん働いている会社によって変わります。

 

欠勤は欠勤なのですが、主に二つのパターンが考えられます。
それが有給消化と単純に欠勤扱いです。

 

学生の頃のイメージを引きずっているとインフルエンザで欠勤扱いで
給料も出ないなんで信じられない!だってインフルエンザだよ!という
気持ちが芽生えるかもしれませんが基本的に「ノーワーク・ノーペイ」という
原則があるのでそうなっても仕方がありません。

 

有給消化ができる場合は有給が減ってしまうものの給料は変わりません。

 

インフルエンザになると出勤停止となるので休業手当がでるのではないかと
思う人もいるかもしれませんが、休業手当というのは会社側が診断書の
提出も求めずに勝手にインフルエンザだと判断して出勤停止にされたという場合は
支払われる可能性がありますが、医師の診断書を会社に提出した上で出勤停止と
なった場合は休業手当というのは貰えません。

 

インフルエンザで会社を休む場合は大抵どこの会社でも診断書が必要になるので
休業手当をもらうことができるケースには当てはまらないということですね。

 

では、インフルエンザで欠勤扱いとなった場合は仕方なくその分は
引かれた形で受け取るしかないのか?というとそうでもありません。

 

インフルエンザで欠勤扱いになった場合の賃金保障制度

インフルエンザで欠勤扱いになって給料もその分引かれてしまったという場合の
賃金保障制度としては傷病手当金を受け取ることができる可能性があります。

 

簡単に説明すると傷病手当金というのは健康保険に加入している人が
申請できるもので病気やケガ(当然インフルエンザも含まれる)で
4日以上仕事を休んだ場合に4日目から標準報酬日当の3分の2
金額を受け取ることができるという制度です。

 

なのでインフルエンザで言えば発病から5日間、解熱後2日間の計7日間
休まなければいけないとなったら4日目以降の4日分の標準報酬日当の
3分の2の金額は受け取ることができるということですね。

 

さすがに欠勤扱いになっている間全額とはいきませんが
多少は賃金を保障してくれるという点でみるとありがたい制度だと思います。

 

※ちなみに有給を消化して欠勤した場合は休んでいても給料が出ているので
傷病手当金を受け取ることはできません。

 

傷病手当金の申請は会社側が行ってくれるケースもありますがそうでない場合は
自分で申請書をダウンロードして記入し、会社に提出する必要があります。

 

健康保険傷病手当支給申請書ダウンロード&記入例

 

あとがき

インフルエンザで欠勤していると、休みすぎと思われるのが嫌だったり
その間の給料が減らされるのが嫌だという人も多いと思いますが、
上記のような意見や賃金制度を知っておくことで少しは肩の荷が
下りればなと思います。

 

会社が休ませてくれる雰囲気じゃないという場合もあると思いますが
インフルエンザは厄介なものなので解熱後もしっかりと安静にして
まずは体調の回復に努めてくださいね!

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