猫がカマキリやバッタを食べた!寄生虫や身体に害がないの?獣医見てもらう料金は?

スポンサードリンク

おうちの猫をリフレッシュさせようとちょっと外に出していたら、いつの間にか虫を捕まえていてそのまま食べてしまった!
なんて経験はありませんか?

本来猫は狩りをする動物であり、動くものを追っかけて捕まえる習性があります。
とはいえ、虫が苦手な飼い主さんはゾッとしてしまうことでしょう。
特に猫が口にした生物に寄生虫がいた場合、そのまま猫の身体に入り込んでしまう可能性があり、生物の種類によっては動物病院にて駆虫や治療をしなければなりません。

猫がカマキリやバッタを食べてしまったけど寄生虫はいない?

猫が外で捕まえることが多い虫としてはカマキリやバッタなどが挙げられます。
カマキリにはハリガネムシが寄生していることがあり、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、カマキリを食べてしまってもこのハリガネムシは通常猫には寄生しません。
多くの場合、猫の身体には悪さをせず胃の中から吐き出されるか、うんちと一緒にお尻から出てきます。

バッタは猫が捕食しても害が少ないとされる虫です。
ただ、少数ではあるもののバッタにもハリガネムシが寄生していることがあり、バッタであっても注意しましょう。

 

猫が食べる可能性があって寄生虫がいる生物は?

様々な生物に寄生虫がいる可能性がありますが、中でも猫が食べてしまうことが多い生物をご紹介いたします。

・カエル、ヘビ
猫がカエルやヘビを食べてしまうと、マンソン裂頭条虫や壺形吸虫が寄生する可能性があります。寄生した数が少ないと症状は乏しく、多数感染した場合に下痢や貧血が見られます。

・ネズミ
ドブネズミやクマネズミなどのネズミ類を猫が食べると猫条虫が感染することがあります。
また、北海道などでは野ネズミを捕食することでエキノコックス(=多包条虫)にかかる可能性もあります。とくにこのエキノコックスは人に感染すると肝臓や脳に袋状のできもの(=嚢腫)が形成され、障害を引き起こす恐ろしい病気です。

さらにトキソプラズマに感染したネズミを食べてしまうと、猫にも感染してしまいます。その上、このトキソプラズマも人に感染する可能性があり、妊婦さんが感染するとお腹の中の胎児へ移行することがあります。絶対に注意しなければなりません。

・ノミ
ノミを食べてしまうと猫に瓜実条虫が感染してしまいます。猫の身体にノミが付いていると毛づくろい(=グルーミング)をして飲み込んでしまうため、ノミが身体に付かないよう予防薬を使用しましょう。

寄生虫がいる生物を食べてしまったらどうしたらいいの?

すでにご紹介した生物を猫が咥えていて今にも食べようとしている場合には、すぐにやめさせましょう。
もし食べてしまった場合には動物病院で診察を受け、処方された駆虫薬を確実に飲ませて下さい。
駆虫薬の種類によっては注射や猫の背中に塗布するタイプもありますので、おうちの猫が飲み薬が苦手でも獣医さんに相談してみましょう。

 

市販の寄生虫薬はあるの?獣医さんに見てもらったときの料金は?

猫の身体に入ってしまった寄生虫を確実に駆虫できる寄生虫薬は、残念ながら市販されておりません。
寄生虫がいるかも知れない生物を猫が食べてしまった場合には、できるだけ早く動物病院を受診し駆虫薬を処方してもらいましょう。

通常は診察料として500〜1,000円かかり、寄生虫を駆虫できる駆虫薬は1,000〜2,000円ほどで処方してもらうことができます。
そのため、処方される駆虫薬の種類や動物病院によって値段の差はありますが、多くの場合1,500〜3,000円で駆虫することが可能です。

また、動物病院では500〜1,000円で糞便検査を受けることができ、うんちの中に寄生虫の卵を確認することで感染の有無および駆虫後のチェックができます。
とくに、一度駆虫薬を飲ませてもお薬の効果から逃れた寄生虫がまだ猫のお腹の中にいることがあるため、必ず獣医さんの指示に従い、経過の確認を行ないましょう。

まとめ

猫は本能的に虫や生物を捕まえて食べようとする動物です。
そのため、猫をお外に出す場合には寄生虫に感染する危険があることを改めて知っておく必要があります。
加えて、ノミに関しては事前に予防できるため、定期的に動物病院で予防薬を塗布してもらうか、処方してもらった予防薬をご自宅で忘れずに塗布しておきましょう。

 

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です