これからの時期に新しく扇風機を買おうと思っている人も多いと思います。
そんな扇風機を通販サイトで見てみると、2000円~3000円で買える安い扇風機もあれば、数万円もするような高い扇風機もありますよね。
一体安い扇風機と高い扇風機の違いはどこにあるのか?
この記事では扇風機の価格の違いについて調べてみたので扇風機購入前の方は参考にしてくださいね。
目次
扇風機ACモーターとDCモーターの違い
まず、価格に大きく影響する違いとして使われているモーターの差があります。安い扇風機にはACモーターが使われていて、高い扇風機にはDCモーターが使われているケースが多いです。
ACモーターは交流の電源で動作して、DCモーターは直流の電源で動作します。
と言われても、何がなんだかわかりませんよね。
そこで、実際の利用シーンにおいてのそれぞれのメリットデメリットを紹介しましょう。
・価格が安い
・耐久性に優れている
DCモーター
・価格が高い
・消費電力が少ない
・モーターの小型化に向いている
・細かな風量調整が可能
ACモーターとDCモーターにはこのような特徴があります。
ではより具体的に違いや特徴を比較していきたいと思います。
扇風機のACモーターとDCモーターの電気代の差は?
一番気になるのは、ACモーター扇風機とDCモーター扇風機の電気代の差ですよね。ACモーターとDCモーターの扇風機の電気代の比較はネット上にたくさんあるので、より詳細なデータや実験結果を見たい方はそういった記事も見て欲しいのですが、同じ運転時間、同じ風量であれば大体電気代は半分以下です。
DCモーターの扇風機のほうがそんなに電気代が安いなら「価格差の元もすぐ取れるのでは?」と思うかもしれませんが、そもそも省エネ家電である扇風機なので結構時間がかかります。毎日稼働させていたとしても数年はかかるレベルなので、夏の間の数か月間だけ扇風機を使っているような場合なら、元を取るためにはもっと長い時間がかかるでしょう。
結構「DCモーターの扇風機は電気代が安くなる!」という点に惹かれて選ぶ人も多いかもしれませんが、実際には元を取るまでには結構な時間がかかることは知っておいたほうがいいでしょう。
ただDCモーターを採用している扇風機の価格も、DCモーターの扇風機が人気になり始めた2013年頃と比べれば全体的に安くはなってきているので機種によっては、元を取れる日も短くなっている場合もあります。
DCモーターは風量の調節が細かく設定できる
ACモーターの扇風機に比べて、DCモーターの扇風機のほうが細かく風量を調整できます。
一般的なACモーターの扇風機だと「弱/中/強」の3段階の風量に設定できるタイプが多いですが、DCモーターの扇風機の場合はより細かく設定できるタイプがほとんどです。
年中「強」で運転している方にとってはあまり意味のない機能かもしれませんが、テーブル上の書類などが飛ばないように、動かないように微風に設定したいといった利用シーンが想定される場合はDCモーター扇風機のほうが使い勝手がいいでしょう。
安い扇風機と高い扇風機の違いその他
最近の扇風機の価格差を見ると、上記のようなACモーターとDCモーターの違いが大きいですが、モーターの違い以外にも価格差が出るポイントがあるのでそれも合わせて紹介したいと思います。
一つ目はメカ式とマイコン式の扇風機の違いです。
メカ式扇風機は、昔ながらの扇風機をイメージするとわかりやすいです。タイマーはツマミを回して設定し、風量が押しボタンになっているタイプですね。
一方でマイコン式はリズム運転があったり、リモコンが付いているような扇風機です。もちろん、メカ式扇風機のほうが安く、マイコン式のほうが高いです。
二つ目はダイソンに代表されるようなプラスアルファの機能性です。
例えば、冷風・温風が切り替えられたり、空気清浄機能が付いていたりというように、扇風機プラスアルファの機能が付いている扇風機は高くなります。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
安い扇風機と高い扇風機の違いについて簡単に紹介してきました。
最近は「風」に注目して、より広範囲まで届くようにだったり、より自然に近い風を発生させるためのゆらぎだったり、タッチパネル搭載でスタイリッシュなデザインの扇風機も高い傾向にありますね。
シンプルな扇風機であれば2000円とか3000円ぐらいでも十分購入できるので、利用シーンや利用目的に合わせて自分にあった扇風機を探してくださいね。
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