年末が近づきそろそろお歳暮について考え始める人も多いでしょう。
普通にお歳暮を贈る際はそんなに考えることは少ないですが、
相手が喪中の場合や、喪中の方にお歳暮を頂いた場合に
のしや送り状、お礼状の書き方はどうすればいいのでしょうか?
贈る相手が喪中の場合や、貰った相手が喪中だった場合の
のしや送り状、お礼状の書き方は確認しておいたほうがいいでしょう。
ちなみにお歳暮というのは普段お世話になっている人への感謝の気持ちを
込めて贈るものなので相手が喪中であっても問題はありません。
お歳暮を喪中の方に贈る際ののしの書き方
先方が喪中の場合ののしの書き方ですが、特に通常ののしと書き方は変わりません。
しかし、細かいことを言えば、喪中の方にお歳暮を贈る際は
通常の紅白ののし水引きが印刷してあるのし紙ではなく
無地ののし紙か、もしくは白無地の短冊を使用するといいでしょう。
これで対応が難しい場合はのしは付けずに贈っても大丈夫ではありますが、
相手側がどれだけお歳暮のマナーを知っているのか?にもよるので
ちょっと判断が難しいところでもあります。
通販でお歳暮を購入する際はこの要望に応えてくれることは少ないですが、
デパートや百貨店などで直接お歳暮を購入する場合は店員さんに喪中用の
のし紙でとお願いすれば対応してくれることが多いです。
お歳暮を喪中の方に贈る際の送り状について
喪中の方への送り状ですが、こちらも先方が喪中だからといって
過剰に意識をしなくても失礼はないとされています。
なので通常のお歳暮の送り状のように書いても問題ありません。
強いて言うなら家族への気遣いの言葉は書かないほうがいいでしょう。
通常のお歳暮の送り状と同じように押しつけがましくならないように
頭語からはじまり結語で締める送り状が望ましいですね。
お歳暮を喪中の方から頂いた場合のお礼状について
自分が贈るのではなく、喪中の方からお歳暮を頂いた時の
お礼状の書き方ですが、こちらも送り状と同じように「ご家族」や
「皆様」というような言葉は使わないように対応すれば大丈夫です。
送り状にしてもお礼状にしてもあまり周囲への配慮の言葉は使わず、
その人本人へ向けての言葉選びをすれば先方が喪中であったとしても
失礼にあたることは少ないと言えるでしょう。
あとがき
本文の冒頭でも書きましたが、そもそもお歳暮そのものが
喪中の方へ送っても問題ないものでもあるので過剰に気を使わずに
普段のお歳暮と同じように対応してもそこまで問題はないでしょう。
それでも気を使っておいたほうがいい相手であればあえてお歳暮は
贈らずに年が明けてから寒中見舞いとして贈ったほうがいいです。
こればかりは相手側にどれだけこのようなマナーの知識があるかにも
よるので万全を期すならやはり時期はずらしたほうがいいでしょう。
また、四十九日も開けていないという場合は寒中見舞いとして贈る配慮が
マナーですのでそれだけは気を付けておきましょう。
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